固定炉温度不良 固定炉異常点検(千葉県佐倉市)

お客様から「固定炉の温度が安定しない」とのご相談をいただきました。
温度のバラつきは、製品品質の低下や生産効率の悪化につながるため、早急な対策が求められます。
今回は、異常の原因を特定するために、燃焼室・循環ファン・排気ファンの分解点検作業を実施しました。

燃焼室・循環ファン・排気ファンの分解点検作業

燃焼室の分解点検作業

固定炉の温度を一定に保つためには、燃焼室の正常な動作が欠かせません。今回はバーナー部分や燃焼室内部の点検を行い、カーボン付着や燃焼不良がないかを確認しました。


燃焼効率が低下すると、炉内の温度ムラが発生しやすくなります。内部清掃を実施し、バーナーノズルの状態をチェックしたところ、一部にススの蓄積が見られたため、適切な清掃と調整を行いました。

循環ファンの分解点検作業

循環ファンは、炉内の空気を均一に分配する役割を持ちます。今回は4基の循環ファンを点検し、羽根の汚れや軸受の摩耗を確認しました。


特に、ファンブレードに塗料ミストが付着していると、風量が低下し、炉内の温度ムラを引き起こします。
各ファンのバランス調整と清掃を実施し、スムーズに稼働するよう整備しました。
また、ベアリングの異音が発生していた箇所があったため、グリスアップを行い、回転のスムーズさを回復させました。

排気ファンの分解点検作業

排気ファンは炉内の空気を適切に排出し、燃焼効率や温度安定性を維持するために不可欠な設備です。今回の点検では、ファン内部に塗料ミストや粉塵が大量に付着しており、回転効率が著しく低下していることが判明しました。


特に、排気ダクト内の堆積物がエアフローを妨げ、温度バランスの乱れを引き起こしていました。ファンの完全分解清掃を実施し、回転軸やベアリングの状態をチェックした結果、軽度の摩耗が確認されたため、必要な部品交換を行いました。

排気ファン清掃後の改善効果

メンテナンス後、固定炉の温度安定性を確認したところ、温度のバラつきが大幅に改善されました。特に、排気ファンの清掃後は、炉内の熱の滞留が減少し、均一な温度分布が実現しました。


また、燃焼室のカーボン除去とバーナー調整により、燃焼効率も向上し、安定した熱供給が可能となりました。
結果として、製品の品質向上と生産効率の改善につながりました。

担当者所感

今回の作業を通じて、定期的なメンテナンスの重要性を改めて実感しました。排気ファンの汚れが蓄積すると、炉内の熱バランスが崩れ、生産品質に悪影響を及ぼします。


特に、塗装ブースや固定炉のような設備では、見えない部分の汚れが大きな問題を引き起こすことがあります。今後も定期的な点検と清掃を推奨し、安定した設備運用のサポートを続けていきたいと思います。

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